著/ボヤンヒシグ 講談社
ISBN4-06-210906-9
定価:本体1,600円(税別)
アリガリの煙立ち上る
牧民の家に生まれた私
故郷の草原を
揺りかごだと思う
この人こそモンゴル人
故郷の愛する人よ
生れ落ちたこの大地を
自分の身体のように愛しく思い
産湯にした清らかな川を
母の乳のように懐かしく思う
この本の表紙にデザインされている詩は、
モンゴル人に広く愛唱されている「私はモンゴル人」という歌の詩です。
私はモンゴル人
Lyrics:Qi・Qimude / Music:Tenggeer
(詩:チミド、訳:中里豊子)

坪内祐三氏絶賛!
ボヤンヒシグは言う。「ジャンルの境目に国境警備隊などはないのだ。融合は常に新しいものを誕生させる」、と。そう、日本語の境目に国境警備隊などなく、彼の日本語は驚くほど新しい。ボヤンヒシグはさらに言う。「言葉を漢字に、カタカナに、そしてひらがなにする仕事は、名前も知らない花たちと対話しながら、その名を当てようというようなことだった」、と。そして彼は、その、日本語という花壇に、ひっそりと美しく新しい花を咲かせる。
書評
朝日新聞 2001.11.25
「日本語の壁取り払う解放感」 津野海太郎
週刊朝日 2001.12.14
「私は『日本語』人」 高橋源一郎